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「核のゴミ」処分場 絞り込みは慎重議論を11月20日 18時06分
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原子力発電所から出る高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のゴミ」の処分場に適した地域を絞り込む国の専門家会議が開かれ、慎重な議論を求める意見が相次ぎました。
核のゴミを地下深くに埋める処分場の選定を進めるため、経済産業省の専門家会議は、火山や活断層の近くを除外する地質的な観点に加え、人口密度や輸送のしやすさなど社会的な条件も考慮して、処分場に適した地域「有望地」を絞り込むことを検討しています。
20日の会議では、より詳しい地質的な条件や、輸送や作業時の安全性といった技術的に専門性の高い観点での検討を、専門家による別の作業部会で進める方針が示されました。
これについて、地質が専門の委員は「現地調査をせずに好ましい条件を明確にできるか見えないところもある」と述べ、適した条件をどこまで詳細に決められるかは見通せないという考えを示しました。
また、ほかの委員からは「絞り込みの透明性を確保するため、第三者のチェックが必要だ」とか、「有望地を示す前に、核のゴミの処分への国民の合意ができていなければ失敗を繰り返すのではないか」といった慎重な意見が相次ぎ、引き続き具体的な進め方を議論することになりました。
専門家会議の増田寛也委員長は「技術的な作業部会の報告を受けるのは来年の春ごろではないか。有望地の条件は技術だけで決まらない問題も多く、社会的な条件の議論と連携を取りながら進めたい」と述べました。