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朝鮮総連本部の落札代金 裁判所が入金確認11月18日 22時36分
朝鮮総連=在日本朝鮮人総連合会の中央本部の土地と建物について、東京地方裁判所は、落札した高松市の不動産会社から代金の22億円余りが入金されたことを明らかにしました。これで会社側から必要な書類が提出された段階で、所有権が朝鮮総連からこの会社に移ることになります。
東京・千代田区にある朝鮮総連中央本部の土地と建物は、朝鮮総連に600億円余りの債権をも持つ整理回収機構の申し立てで競売にかけられ、2回の入札が行われた末、今月4日、高松市の不動産会社「マルナカホールディングス」が落札者に決まりました。
これを受けて会社側は先週、代金の22億円余りを東京地方裁判所が指定した口座に振り込む手続きを取っていましたが、裁判所は18日、入金が確認できたことを明らかにしました。
今後、会社側が代金を振り込んだ際の証明書を裁判所に提出した段階で、朝鮮総連から所有権が移ることになります。会社側は、土地と建物を取得したあとも朝鮮総連に売却したり貸し出したりはせず、退去を求める方針を示しています。