「賃貸」か「持ち家」かの議論に結論出す! 老後の長さを考えると家は買わざるを得ない

家は買わざるを得ない簡単な理由(All About)

 

記事を読んだ感想ですが、「賃貸」か「持ち家」かという議論は、老後を考えると「持ち家派」にならざるをえない。というのはまったく同感です。共感したので、住宅建築業者の視点を入れて記事を書きたいと思います。

 

2013年の平均寿命は、女性87歳、男性80歳である。下の平均寿命推移表を見ると、寿命は右肩上がりで伸び続けている。寿命が延び続けているという事実は知ってはいたが、表を見て改めて驚いた。1960年から2013年までの50年間で、男女平均で15歳も寿命が延びているのだ。

 

ということは今から50年後の2063年には、男女の平均寿命がさらに15歳延びているかもしれない。だとすると、女性の平均寿命は100歳を超える。それだけ老後も伸びるということである。健康で長生きなら良いが、寝たきりで長生きだと考えるとなんだか怖い。

 

平均寿命推移

 

現在の話に戻します。65歳定年とすると、それから死ぬまでの期間は平均で女性22年、男性15年である。男女の平均老後期間は、22年+15年÷2(男女平均)=18.5年。平均寿命の延びも考えて、分かりやすく老後の家賃を支払う期間を20年として計算してみる。

 

「賃貸派」の方は、家賃10万円のところに20年住み続けたとすると、定年後の生涯家賃は、10万円/月×12ヶ月/年×20年=2400万円だ。定年後死ぬまでの平均的家賃合計が2400万円。家賃のみの支出で2400万円は相当きついのではないだろうか?

 

食費、光熱費、病院代、洋服代、車維持費等は別である。表のように平均寿命は延び続けているから、定年後の家賃総額2400万円は今後も増える傾向である。老後は20年でなく25年と計算しておいたほうが良いだろう。老後25年だと「賃貸派」の老後家賃総額は3000万円だ。5年長く生きると、600万円家賃が増える。何度も繰り返すが、家賃だけである。怖っ!

 

しかし、「生涯賃貸派」のメリットは、住み替えが出来ることだ。65歳の定年になったら、家賃をぐっと落として、6万円程度の所に引っ越してしまうと生涯家賃は4割減る。しかし正直、6万円のアパートは2人で住むには狭すぎて現実的ではないかもしれない。その6万円の部屋でも25年賃貸だと1800万円かかる。

 

レンタルやシェアの時代だが、住まいは所有したほうが良いかもしれない。例えば高級ホテルのような、環境の良い賃貸の住まいを、長い間借りられるのは本当のお金持ちだけだ。

2014年11月19日

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