衆院選:「0増5減」調整難航 「地方の声が通らない」

毎日新聞 2014年11月20日 21時09分

 有権者は一様に区割り変更に懸念を示す。原発が立地する福井県敦賀市の無職、田中陽一さん(68)は「原発の長期停止で立地地域の経済は苦しい。県民の声を代弁する国会議員が1人減ると、国民の関心も低くなってしまうのでは」。徳島の旧3区から新1区に変わる阿南市の会社員の男性(34)は「周囲の人の多くは区割り変更を知らない。有権者の多い都市部の主張が優先され、田舎の意見が通りにくくなるのではないか」と話す。

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