衆院解散:1年生議員の嘆き…「2年短すぎた」
毎日新聞 2014年11月21日 13時20分(最終更新 11月21日 14時08分)
東日本大震災の被災地は復興が大きな課題だ。自民党の菅家一郎氏(59)=福島4区=の地元の福島県会津若松市などは、人口減や農家の後継者不足に加え、今も原発事故による風評被害に悩む。増税先送りは「地域の経済状況を見れば当然」といい「風評被害の払拭(ふっしょく)に取り組み、若い人が地元で働ける仕組みづくりも訴えたい」と語った。
維新の岩永裕貴氏(41)=比例近畿=は「インフラ整備の充実や農政問題、子育て支援の充実のため、日々奔走した。後悔はしていないが、ただ政策を実現させるためには、やはり2年間は短かった」と嘆く。「地方分権を進めるため、絶対に当選したい」と意欲を見せた。
公明の中野洋昌氏(36)=兵庫8区=は「国会では幅広い分野の課題を取り扱う。やりたい仕事はたくさんあったが、じっくりと腰を据えて取り組めなかった」と反省を込めて語った。この2年間は地元に毎週帰り、行事にもできるだけ顔を出してきた。「地域の声をなるべく早く形にする、というプロの政治家になりたい」と意気込む。