首相解散表明:唐突な解散、困惑…「大義名分」街で聞く

毎日新聞 2014年11月18日 21時21分(最終更新 11月19日 01時25分)

安倍首相の記者会見に見入る市民ら=神戸市中央区のヤマダ電機LABI三宮で2014年11月18日午後7時26分、宮嶋梓帆撮影
安倍首相の記者会見に見入る市民ら=神戸市中央区のヤマダ電機LABI三宮で2014年11月18日午後7時26分、宮嶋梓帆撮影

 アベノミクスの効果を国民が肌で感じられるまでにはまだまだ時間もかかると思う。長期的に見て消費増税を先送りすべきだと判断したのなら仕方がない。アベノミクスを今後も確実に続行するためにも、改めて国民に信を問うことは十分に大義がある。

 ◇大阪市福島区 自営業 熊野淳さん(37)

 やや唐突な印象はあるが、首相に解散の決定権があるのがルールだ。いったん決めた消費増税を先送りするのなら選挙で国民に信を問うべきで、アベノミクスの成果も争点になる。現時点で安倍政権がベストだが思い切った改革ができているか疑問もある。

 ◇神戸市灘区 無職 辻村義昭さん(86)

 2年間の政権の評価を国民に問う意味で、大義名分は十分にある。経済指標が悪いのはアベノミクスの失敗というより消費増税の影響。消費税を今後どうするかについての選挙だ。現状では安倍首相以外に国を任せられる人はいない。

 ◇「どちらとも言えない」

 ◇東京都町田市 会社員 見川香織さん(23)

 消費税を上げてもいいと思うが、負担が増えた分の見返りがあるかどうか、増税で仕事や暮らしがどうなるのかが全然分からない。解散前にきちんと国民に説明してほしい。

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