沖縄県知事選:「沖縄の民意を国内外に」翁長氏が辺野古に

毎日新聞 2014年11月19日 20時12分

 ◇当選後初めて訪問

 沖縄県知事選で当選し、12月10日付で知事に就任する翁長雄志(おなが・たけし)氏(64)は19日、県庁で当選証書を受け取った後、当選後初めて政府が米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設先にしている名護市辺野古を訪れた。

 「移設反対の政治活動の原点」と位置づけるキャンプ・シュワブのゲート前で、移設反対の抗議活動を続けている約50人から拍手で迎えられて握手を交わし「普天間飛行場の県外・国外移設、新型輸送機オスプレイ配備撤回に向けて先頭を切って頑張っていきたい。沖縄の民意と本当の民主主義のあり方を国内外に発信したい」と話した。

 一方、防衛省は19日、台風などで10月23日から中断していた辺野古沖の埋め立て工事に向けた海底ボーリング調査の海上作業を再開した。【比嘉洋】

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