福岡市図書館:吉田清治氏著書に落書き 中傷する内容
毎日新聞 2014年11月20日 13時33分(最終更新 11月20日 14時07分)
韓国で従軍慰安婦の強制連行にかかわったと証言した故・吉田清治氏の著書に「売国奴」「生かしておくな」などと中傷する落書きが見つかり、福岡市の図書館が閲覧、貸し出しを中止していたことが20日、分かった。
落書きがあったのは福岡市城南図書館が所蔵する「私の戦争犯罪 朝鮮人強制連行」(三一書房、1983年出版)。合計9ページに黒のボールペンなどで文字や線が書き込まれており、うち6ページが中傷だった。吉田氏の名前の横に「売国奴」とあるほか、吉田氏の家族に危害を加えるような表現もあった。
落書きがされた時期は不明。図書館側は警察に被害届を出すことも検討している。(共同)