日本経済新聞

11月21日(金曜日)

日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様
  • ヘルプ

コンテンツ一覧

デジタルライフ

フォローする

Myニュース

有料会員の方のみご利用になれます。
気になる連載・コラムをフォローすれば、
「Myニュース」でまとめよみができます。

農場はスマホの中 収穫物届く野菜栽培ゲーム

(2/2ページ)
2014/9/25付
小サイズに変更
中サイズに変更
大サイズに変更
保存
印刷
リプリント
共有

 畑っぴを利用している茨城県在住の山本恵子さんは「単純に野菜を買うのと金額的には変わらないかもしれないが、課金しながら育成ゲームを楽しんでその野菜が届くというプロセスが楽しい」と語る。

■畑を借りて育てる

 これらと仕組みが異なるのが遠隔農場テレファーム。見た目は画面のゲームで育成するようになっているが、実際には愛媛県にある畑を借りて農作物を育てる仕組みだ。育成に必要な実費を払うイメージで、畑は1区画借りるのに1カ月当たり500円、種代が500円からかかる。

画像の拡大

 例えば有機栽培のホウレン草の場合、2カ月で収穫できるので畑代1000円に種代500円、送料750円の合計2250円で栽培できる。20~25株ほど収穫できるという。必要な分だけを自宅に送り、残りをファームのショップで売ることもできる。

 実際の畑の世話はファームのスタッフが担当し、育成の様子はゲーム上のアイコンや実際の写真で確認できる。本物の畑を使っているため、作物に虫がついたり、台風がきたりするとゲーム上でも同じ現象が起こり、収穫数が下がる。育成途中で決められた収穫数の半数を下回った場合は、全額返金する。

 テレファーム(松山市)の遠藤忍社長は「ゲームを楽しみながら有機栽培の野菜を安く買いたい40代以上の男性の利用が多い」と説明する。最近は老人ホームなどの施設での利用も増えているという。「年配の方だと自分ではなかなか農作業できないが、畑をやって育つのを見るのが楽しみだとの声があった」(遠藤氏)

 実際の利用者のニーズは「安心安全な野菜を安価に手に入れたい」「ゲームのリアルな商品がほしい」など様々だ。個人と農場を結ぶ試みは農業への関心をさらに高めることにつながるかもしれない。

(電子報道部 松浦龍夫)

[日本経済新聞夕刊2014年9月25日付]

デジタルライフをMyニュースでまとめ読み
フォローする

Myニュース

有料会員の方のみご利用になれます。
気になる連載・コラムをフォローすれば、
「Myニュース」でまとめよみができます。

  • 前へ
  • 1ページ
  • 2ページ
  • 次へ
小サイズに変更
中サイズに変更
大サイズに変更
保存
印刷
リプリント
共有

【PR】

【PR】

デジタルライフ 一覧

フォローする

Myニュース

有料会員の方のみご利用になれます。
気になる連載・コラムをフォローすれば、
「Myニュース」でまとめよみができます。

将棋ウォーズにはいろいろな戦法を集めるコレクション要素もある。

囲碁・将棋、スマホで対戦 アプリで公認免状も

 眠れない秋の夜長は寂しいものだ。そんなときに役に立つのが将棋の対戦アプリだ。携帯電話の回線を用いて見知らぬ人と気軽に対戦できるソフトや、公式の免状・認定状を獲得できるアプリまで登場している。コンピュ…続き (11/21)

グラモの「iRemocon Wi―Fi」(東京都豊島区)

家電操作、スマホにお任せ 複数のリモコンを集約

 スマートフォン(スマホ)を使って家電を操作できるツールが広がりつつある。寒い日に外出先からエアコンを操作して、帰宅までに部屋を暖めたり、防犯対策として留守中に部屋の照明をつけたりできるなど用途は幅広…続き (11/14)

「スマートライディング」はバイクの運転技術を評価する(東京都足立区)

バイクにスマホ乗せGO アプリで快適ツーリング

 各地で紅葉が見ごろを迎え、バイクに乗って出かけたくなる季節になった。スマホの普及でツーリングに持って行くライダーが増えている。休憩時に地図や天気を確認するのが一般的だが、バイクに取り付けてナビゲーシ…続き (11/7)

新着記事一覧

最近の記事

【PR】

日経ウーマノミクス・プロジェクト

モバイルやメール等で電子版を、より快適に!

各種サービスの説明をご覧ください。

TwitterやFacebookでも日経電子版をご活用ください。

[PR]

ページの先頭へ

日本経済新聞 電子版について

日本経済新聞社について