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 2011年にチベット難民による選挙で選ばれたロブサン・サンガイ首相(46)が、朝日新聞のインタビューに応じた。主なやりとりは以下の通り。

 ――チベット問題をどうとらえ、習近平(シーチンピン)政権との対話をどう再開しますか。

 「チベットは占領下にあり、人々が抑圧されている状況は変わらない。宗教の自由は否定され、チベット仏教徒はダライ・ラマ14世の写真を掲げるのを禁じられている。すべての寺院で、共産党の委員会が僧侶の生活を監視し、政治的な抗議活動は制限されている」