2014年11月20日17時01分
国立天文台と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は19日、太陽の表面に10月下旬に出現した巨大な黒点をとらえた画像を公開した。24年ぶりの大きさで、最大になったときで地球66個分にあたるという。
巨大黒点は10月16日から30日まで観測され、太陽の自転でいったん隠れた。その後、11月15日に再び観測可能になったときは3分の1になっていた。黒点は太陽の活動が活発な時期に多く出現する。10月には、太陽の表面で黒点が引き起こす爆発現象「フレア」の巨大なものが計6回起きていた。
国立天文台によると、太陽の活動は約11年周期で強くなったり弱くなったりするが、現在は最も活発な時期だという。24年前の1990年に出現した巨大黒点は地球74個分に相当し、約4カ月間観測された。
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