角野貴之
2014年11月21日05時22分
舛添要一・東京都知事が代表だった二つの政治団体が、舛添氏が参議院議員時代の2011~12年、「調査研究費」の名目でフランスの芸術家の石版画(リトグラフ)や掛け軸、絵画、漫画やクイズ本などを購入していたことがわかった。舛添氏の事務所は朝日新聞の取材に「全て適切に処理しております」と答えた。
2団体は、舛添氏の資金管理団体「グローバルネットワーク研究会」と舛添氏が党代表だった新党改革の「比例区第四支部」。政治資金収支報告書や添付の領収書をもとに、朝日新聞が調べた。共に今年、舛添氏の都知事選立候補や知事就任に伴い、解散している。
収支報告書によると2団体は11~12年、調査研究費の「資料代」や「書籍代」などとして計約907万円を全国各地の美術商や書店などに支出した。朝日新聞は支出先の画廊や書店などを取材。記憶があいまいな場合や取材できなかったケースなどを除き、政治活動との関係が不明確な物品は10万円分以上あった。
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