女性消防士にスリーパー、57歳消防副士長を懲戒処分
2014年11月21日6時0分 スポーツ報知
東京消防庁は20日、女性消防士にプロレス技を掛けるなど後輩8人にパワハラを繰り返したとして、赤羽消防署(北区)の男性消防副士長(57)を停職6か月の懲戒処分にした。副士長は同日付で依願退職した。
東京消防庁によると、副士長は4~6月、勤務中に後輩の女性消防士(22)にプロレス技の「スリーパーホールド」を3回掛けて気絶寸前に追い込んだり、賞味期限が切れた温泉卵を口に押し込んだりした。
女性が8月に上司へ退職を願い出て、問題が発覚。その後の内部調査で、ほかにも20~30代の後輩7人が2009年以降に13件、暴行や暴言などのパワハラ被害に遭っていたことが判明した。
副士長は調査に「コミュニケーションの一環のつもりだった」と話したという。
赤羽消防署の榎本暁署長は「誠に遺憾で、再発防止に努める」とした。