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米政府 タカタ以外にも修理用部品提供求める
11月21日 6時57分

日本の自動車部品メーカー「タカタ」が製造したエアバッグを巡り、リコールが相次いでいる問題で、アメリカ政府は、リコールを迅速に行えるよう「タカタ」以外のメーカーにも修理用の部品の提供を求めていく考えを明らかにしました。

これは、アメリカ運輸省道路交通安全局の幹部が、20日開かれた議会上院の公聴会で明らかにしたものです。
それによりますと、道路交通安全局では、「タカタ」の部品を使った車のリコールを迅速に行うために、「タカタ」以外の部品メーカーに対しても、修理用の部品を提供するよう求めていくとしています。
道路交通安全局は、「タカタ」に対して、現在、南部を中心に実施しているリコールを全米に広げるよう求めていますが、「タカタ」側は十分なデータが集まっていないことなどを理由にリコールの実施について明言していません。
今回、ほかのメーカーにも協力を求める背景には、全米でのリコールを早期に行うよう促すねらいもあるとみられます。
この問題を巡っては、公聴会で道路交通安全局の幹部が、「タカタがすべての事実を正直に話しているとは思わない」と述べるなど「タカタ」に対する不信感が高まっています。

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