INETのAuerbackが、日本の経済政策について的確な分析をしているので紹介します。記事中の動画では4分~です。
Japan Repeats QE Mistake in Latest Recession | The Institute for New Economic Thinking
4月の消費税率引き上げが1997年の失敗の繰り返しであることや、財政赤字削減に凝り固まった「専門家」、量的緩和は「マーケティングとしては大成功」したことなどについて語っています。結局のところ、金融政策の過大評価と財政政策の過小評価が失敗の原因と言えます。
イデオロギーに憑りつかれた"so-called experts"の劣化が、世界経済のリスクと言えそうです。
我々は、お互いに自国のエリートの愚劣ぶりを、まるで競うかのようにさんざん批判し合った挙句、エリートの劣化は全世界的に起きている現象なのだということに気付いた。そして、それがグローバル資本主義の問題の根本原因であるという見解で合意したのである。
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