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【芸能・社会】

映画館でも高倉さん追悼

2014年11月20日 紙面から

 高倉さんが出演したハリウッド映画「ブラック・レイン」を上映中の東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズにも、大勢のファンが集まった。

 名作映画をデジタル映像で見せる「新・午前十時の映画祭」の一環で15日から上映中。1989年公開の同作は米俳優マイケル・ダグラス(70)や松田優作さんが出演。日米刑事の活躍を描いたアクション作品で、高倉さんは大阪府警の警部補を演じて高い評価を得た。

 高倉さんの訃報を受けて駆けつけたという東京都内の主婦(38)は「『ブラック・レイン』は今回初めて見ましたが、健さんは外国の役者さんにひけをとらない迫力ある、素晴らしい演技でした。日本を代表する役者さん、惜しい方を亡くしたと思います」。

 夫婦で来場した女性(54)は「健さんのファンでした。スクリーンであらためて健さんの演技を見て、役になりきった姿に感動しました。何にしてもカッコ良かった。日本の大事な財産をなくしたようです。あと10年は生きてほしかった」と涙ぐんでいた。

 28日まで上映され、29日からは「幸福の黄色いハンカチ」を上映する。劇場では「高倉さんの訃報を聞き、来場された方も多かったようです。今後さらに来場者が増えていくのでは」と話した。

 愛知県豊山町のミッドランドシネマ名古屋空港でも「新・午前−」の一環で15〜28日まで「ブラック・レイン」、29日〜12月12日は「幸福の黄色いハンカチ」を上映する。「訃報と上映が重なったのは本当に偶然。鑑賞者は前日より1〜2割増えています」と担当者。静岡市葵区の静岡東宝会館でも来年2月7〜20日、「飢餓海峡」を上演する。

 名古屋市中村区のシネマスコーレでは来年1月17日から3週間程度、高倉さん作品を上映。木全純治支配人は「健さんにはいろいろな顔がある。映画ファンが泣いて喜ぶ、テレビで放送しない古い時代の映画を用意したい」と話している。

 

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