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サイ・ゴダード(3月18日)
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【大相撲】白鵬、豪栄道に辛勝 鶴竜、稀勢に苦杯1敗並んだ2014年11月20日 紙面から
◇九州場所<11日目>(19日・福岡国際センター) 横綱鶴竜が大関稀勢の里に押し出されて初黒星を喫し、天敵だった大関豪栄道をはたき込んだ横綱白鵬と1敗で首位に並んだ。2敗追走は稀勢の里と再入幕の栃ノ心。豪栄道は7敗目で、かど番まで後がなくなった。横綱日馬富士は関脇碧山のはたきを食って3敗に後退。新関脇逸ノ城は6勝目を挙げた。新十両の輝が勝ち越しを決めた。 一瞬にして土俵際まで押し込まれた。しかし、白鵬の足はしっかりと土俵の感覚をつかんでいた。ギリギリで残しながらのはたき込み。横綱昇進後初の同一力士に4連敗を回避。結びで鶴竜が敗れたため、大鵬に並ぶ史上最多の優勝32回に向け再びトップに浮上した。 俵を感じながら? と聞かれた横綱は「まあそういう感じだね」。簡単に受け流したが、まるで足に目がついているかのよう。これぞ日ごろの鍛錬だろう。 「土俵といっしょになるというのかな。違う言葉で言うと一体感。土俵には相撲の神様がいると思うんですよ。その神様が支えてくれていると思っている」。かつてこう話したことがある。 普段の生活の中から足が地面から離れることはなく、稽古場でも必ず最後に何度もすり足を繰り返す。北の湖理事長(元横綱)は「余裕を持った勝ち方じゃない。引いてたまたま。冷やっとした思いがあるだろう」と評したが、思いのほか白鵬には余裕があったのかもしれない。 2007年名古屋場所での横綱昇進後、同一力士に3連敗したのは日馬富士(安馬時代を含む)と豪栄道だけ。4連敗となれば初の屈辱だった。負けられない思いがあったはずだが、横綱は「いやあ別に」とあっさりけむに巻いた。 12日目の相手は稀勢の里。勝てば2敗で追いかけてくる稀勢の里にとどめを刺し、優勝争いは鶴竜との一騎打ちに絞られることになる。 北の湖理事長はこう予想する。「ここまできたら、内容より落とさないのが大事。気持ち的には白鵬が有利」。負けて単独トップから引きずりおろされた鶴竜。勝ってトップに浮上した白鵬。大詰めにきて、やはり主役が登場してきた。 (岸本隆) PR情報
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