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【サッカー】

アギーレ監督 初の欧州視察 原口を厳重チェック

2014年11月20日 紙面から

オーストラリア戦から一夜明け、出国するアギーレ監督=関西国際空港で(布藤哲矢撮影)

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 日本代表のハビエル・アギーレ監督(55)が2−1で勝利したオーストラリア代表戦から一夜明けた19日、就任後初となる欧州組の視察に向け、関西国際空港発の航空機で渡欧した。メキシコ人指揮官は「視察先は欧州に到着してから決めたい」と語ったが、日本サッカー協会関係者によると、約2週間で最大10試合を視察する予定。来年1月のアジア杯(豪州)の最終選考を前に、FW原口元気(23)=ヘルタ=ら未招集の選手を中心に目を向けたい意向という。

 アギーレ監督は年内最後の11月シリーズで公約通りの2連勝を飾った。遠藤(G大阪)、今野(同)、長谷部(アイントラハト・フランクフルト)らW杯組のベテラン勢を復帰させ、アジア杯へ向かうチームの土台はほぼ固まったが、指揮官自身はまだまだ“新戦力”の発掘に注力したい考えだ。

 12月上旬に再来日するまでの約2週間の滞在期間で、アギーレ監督はドイツ1部リーグを中心に欧州を回り、最大で10試合を視察するという精力的なスケジュール。日本協会の霜田技術委員長は「これまで呼んでいない選手、呼びたかったけど呼べなかった選手を見ることになると思う」と説明。具体名こそ明かさなかったが、協会関係者によると、アギーレ監督が就任当初の9月シリーズで招集予定だったFW原口が目当ての1人に挙がっているという。

 今夏、浦和からヘルタへ移籍した原口はここまで公式戦9試合に出場。リーグ序盤こそレギュラーを勝ち取り、ゴールに絡む活躍を見せていたが、10月以降は途中投入のジョーカー起用が続いている。左サイドを主戦場とするアタッカーには、成長著しい武藤(FC東京)、ホンジュラス戦で2得点を挙げた乾(Eフランクフルト)がいるが、そこに原口が割って入れるか、アジアカップ前のラストチャンスになる。

 逆転招集の可能性を残しつつ、アギーレ監督は自らの目でアジア杯V2メンバーを絞り込んでいく。 (松岡祐司)

 

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