今年７月に上演された日本舞踊協会の新作公演「櫻草紙」の後半をご覧頂く。環境破壊と再生をテーマに、日本舞踊家・藤間勘十郎の脚本・演出・作曲・振付のもと、３０名近くの流派と世代を越えた舞踊家が、時に古典の手法で、時に廻り舞台や階段を駆使した演出で新作に取り組み好評を得た。恋人の春告を人間の手によって殺され復讐を誓った桜の精。木々の精と力を合わせ、人間に立ち向かう…。出演は花柳壽輔、花柳ツル、花ノ本海、藤間蘭黄、西川扇与一、水木佑歌、中村梅彌、若柳壽延ほか。