アジア

南シナ海で中国は「防空識別圏」を宣言するのか中国による人工島造成に神経を尖らせるフィリピン

2014.11.21(金)  松本 太

マニラに来ている。つい先程、フィリピン大統領府のあるマラカニアン宮殿に呼ばれてマカティ地区のホテルに戻ってきたところだ。

マラカニアン宮殿のフィリピン大統領府マビ二・ホールにて

 マニラには、ほぼ9カ月ぶりの再訪である。わずかな時間しか経っていないのに、マニラの街はどんどん変わっていく。車の渋滞はジャカルタと変わらない。昨日などは、わずか10キロほど離れた国家安全保障局や国防省があるマニラ大都市圏の一部であるケソン市まで行くのに、1時間以上かかってしまった。

 今年の末にはマニラ最大のカジノがまたオープンするという。ついしばらく前にはマニラ最大のモールとマニラ最大のカジノがオープンしたばかりだというのに。

 ビジネス街として有名なマカティ地域では、高級なコンドミニアムと新しいモールが、筆者の泊まっているホテルの目の前で建設中だ。友人のシンガポール人の投資家は、マニラで投資するならマカティ地区しかないと断言していた。道理で頷ける。

 今回、筆者が皆さんと改めて共有したいのは、残念ながら、うまい投資話ではない。フィリピンの沖合で進んでいる、もう1つの大きな変化のことだ。南シナ海の複数の環礁で中国が急速に進めている人工島の造成工事のことである。

 筆者が会ったフィリピン人たちは、誰もがずいぶん浮か…
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