ふなっしー「寄生獣」試写会イベントにサプライズ登場

　映画「寄生獣」（２９日公開）の試写会イベントが２０日、都内で行われ、主演俳優・染谷将太（２２）がサプライズゲストの船橋市非公認キャラ・ふなっしーの人気に食われた。

　染谷演じる主人公の右手に寄生する寄生生物ミギーの着ぐるみもいたが、奇声を上げて登場したふなっしーへの歓声が一番大きく、染谷は「主演にもミギーにも勝ってます」、山崎貴監督（５０）も「圧勝だね」と２人して苦笑するしかなかった。

　人気漫画の実写化で、全巻読破しているというふなっしーは映画の感想を聞かれ、「原作大好きで～、実写化に抵抗感じるなっしーと思ってたけど…。ヤベェー！　めっちゃ面白かったなっしー！　さすが山崎監督なっしー！」と大興奮だ。

　「染谷さんの役柄が高校生でミギーを移植されて徐々に感化される様子が…」と主役の論評まで始めて、独特の甲高い声が徐々に低くなり、観客から「普通」とキャラ設定を揺るがすような指摘をされると、「内面から変わっていく様子が表現されてたなっしーよ」と声のトーンを高く戻していた。これには、染谷も「普通にほめてくれました」とどう受け止めたらいいのやらといった表情だった。

　来年４月２５日に「寄生獣　完結編」が公開されるため、司会からふなっしー出演の可否について振られた山崎監督は「ないです。もう撮り終わってますから」ときっぱり。ふなっしーは「ふなっしーの出番なっしー。ちくしょー！　青果市場の隣に並ぶくらいやったのに」と悔しそう。

　染谷が、作品の設定に合わせて寄生獣になったふなっしーが割れて人間を捕食するアイデアを話すと、ふなっしーは「なしが割れて人間的なものがグワーッて…。出てくるかー！」とノリツッコミまで披露していた。

　最後は全員で「寄生汁ブシャー！」と観客と声をそろえて盛り上がっていた。