深松真司
2014年11月20日21時48分
将棋の羽生善治名人が20日、東京・千駄ケ谷の将棋会館であった第64期王将戦挑戦者決定リーグ戦で三浦弘行九段に勝ち、史上4人目となる公式戦通算1300勝を達成した。44歳1カ月、プロ入りから28年11カ月での到達は、中原誠十六世名人(引退)の60歳0カ月、41年11カ月を大幅に更新する最年少・最速記録となった。達成時の勝率7割2分3厘も4人の中で唯一の7割台で、最も高い。
羽生名人はこの日が公式戦通算1801局目。勝ち星を大台に乗せ、歴代3位の中原十六世名人の1308勝まであと8勝、2位の加藤一二三(ひふみ)九段の1317勝まであと17勝と迫った。1位は故・大山康晴十五世名人の1433勝。(深松真司)
◇
〈羽生名人の話〉 長い歳月対局してきた中での積み重ねであり、一つの形になってよかった。最近は通算成績などあまり意識しないが、さすがに今日は意識していた。昔と棋戦の数が違うので(ほかの3人と)比べられないが、自分自身の一つの励みとしてこれからも上をめざして頑張りたい。
おすすめコンテンツ
朝日新聞デジタルをフォローする
PR比べてお得!