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ついに国内でも普及し始めたプログラミング言語「Scala」、誕生から10周年
2014年9月6日、オブジェクト指向の関数型プログラミング言語「Scala」に関する大規模カンファレンス「ScalaMatsuri 2014」が開催され、筆者も参加した(写真1)。当日の様子をレポートしたい。
Scalaについては、名前は聞いたことがある方も多いと思う。2003年に生まれたオープンソースのプログラミング言語で、コンパイル後はJava VM上で動作する。Javaの既存資産を引き継ぎつつ、Javaにはない新たな言語の特徴を生かせることから、今後が期待されている言語の一つである。
Scalaは海外では、米Twitterや米LinkedInなどが利用していることで知られ、ネット企業を中心に普及しつつあるが、今年の同カンファレンスでの発表を聞いて、国内のネット企業でも、もはや当たり前のように使われる状況になったのだと実感した。
国内でのScalaのユーザーとしては、ドワンゴ、エムスリー、シャノン、GMOメディア、アスタミューゼ、ブレインセラーズ・ドットコムといったネット企業、フリュー、芸者東京エンターテインメントといったソーシャルゲームの企業、NTTデータ先端技術、ディーバ、アドヴァンスト・ソフト・エンジニアリング(ASE)といったエンタープライズ領域の企業などがある。今回のイベントではこうした企業に加えて、グリーやはてなといった著名なネット企業でのScala事例も発表されていた。
昨年に続いて2回目、来場者は倍増
日本でのScalaの大規模カンファレンスは、昨年に続いて今回が2回目だ。
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