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野村万作さん 最後の「釣狐」
11月20日 5時09分

野村万作さん 最後の「釣狐」
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人間国宝の狂言師で芸歴80年を迎えた野村万作さんが、体力的に難しくなったとして、60年近く主役を演じてきた演目「釣狐」への出演をやめることになり、19日夜、東京で最後の舞台が開かれました。

この舞台は、野村万作さん(83)が3歳のときに初舞台を踏んでから、ことしで80年を迎えたことを記念する公演の中で披露されました。
演じられた「釣狐」は、仲間を人間に狩られ、それを食い止めようと人間に化けるきつねの物語で、狂言の中でも最も難しいとされ、万作さんが主役のきつねを60年近く演じてきました。
しかし、体力的に難しくなったとして、19日夜、東京・渋谷区の国立能楽堂で開かれた舞台が最後の出演となりました。
舞台はおよそ1時間で、万作さんが最後まで中腰の姿勢できつねの動きを情感豊かに演じると、客席からは大きな拍手が上がっていました。
都内に住む20代の女性は「初めて万作さんの舞台を見ましたが、きつねを演じる力強い姿にとても感動しました」と話していました。
万作さんは、「釣狐」以外の出演はこれからも続けることにしていて、22日は別の演目で芸歴80年の記念公演の舞台に上がることになっています。

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