日本フランチャイズチェーン協会(東京・港)が20日発表した10月の全国コンビニエンスストア既存店売上高は、前年同月比1.1%減の7532億円だった。7カ月連続で前年実績を下回ったが、減少幅は前月9月(1.3%減)から縮小した。10月は台風が相次ぎ到来したことで、休日を中心に客足が鈍ったことが響いた。
来店客数は1.2%減と8カ月連続で前年実績を下回った。一方、平均客単価は0.1%増と2カ月ぶりのプラスになった。レジ近くで販売するコーヒーが好調に推移しているほか、総菜の売り上げも伸びた。
全店ベースの売上高は3.6%増の8295億円と20カ月連続で増えた。引き続き大手チェーンが新規出店を続け、店舗数が5.2%増加したため。
既存店ベースの商品分類別の売上高は、たばこの減少が影響し非食品が4.3%減だった。一方、コーヒーを含むカウンター商材が好調な日配食品は1.1%増だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
コンビニ売上高