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[データは語る]国内ハードの保守・サポートは2018年に3195億円に縮小
調査会社のIDC Japanは、国内のハードウエア/ソフトウエアの保守・サポートサービス市場予測を発表した。それによると、ハードウエアの保守・サポート市場は、2013年に3798億円に達したものの、2018年にかけて年平均マイナス3.4%で推移。2018年には3195億円に縮小すると予測。一方、ソフトウエアの保守・サポート市場は、2018年にかけて年平均1.6%の成長を維持し、2018年には4977億円に達するとした(図)。
同社は、ハードウエアの保守・サポート市場が縮小傾向にある背景には、ハードウエア製品の需要の伸び悩みがあると分析。ハードウエア製品市場については、Windows XPサポート終了にともなう法人のPC買い替えや、x86サーバーの置き換え需要などによって、2013年はプラス成長を確保したと指摘している。
しかし、ハードウエア製品のコモディティ化やメインフレームやRISC/IA64サーバーの長期的な減少傾向、スマートフォンやタブレットの需要の頭打ちなどから、製品市場はふたたび縮小に向かうとしている。
一方、ソフトウエア製品市場は、ハードウエアに比べるとコモディティ化していないこと、製品価格の下落が進んでいないことに加え、「第3のプラットフォーム」活用のための新しいソフトウエアの需要も生じていることなどから堅調に成長を続けるという。
ソフトウエア製品市場の成長に伴い、データアクセス/解析/デリバリーや構造化データ管理などビッグデータ関連の需要が広がりつつあるアプリケーション開発やデプロイメントを中心に、サポートサービスも拡大すると予測している。同社は今後、ベンダーの健全かつ持続的な成長のためには、ワンストップサポートやBCP(事業継続計画)/DR(災害復旧)対応など高付加価値のサービスを確立し差別化を図ることが不可欠としている。
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