今回も日本のぶっ壊さないとならないものを、思いっきりぶった切らせていただきます。
日本で今年最も話題になったものの一つといえば「愛国ポルノ」でございましょう。この恥ずかしき歯クソはさっさとコンクリで練って、納豆とみの虫と一緒にミキサーにかけて、固めるテンプルで固めてシベリアに船で輸送しなければなりません。
儲かっているらしいので、ワタクシも一発こういう本でも書いて、林真理子女史の様な豪邸でもぶっ建てて、高須クリニックで全身整形でもたりたいという誘惑にはかられますが、「シニタイ」「会社辞めたいんだけどどうしたらいいですか」みたいな相談ばっかり来てしまって、さばくのが急がしいいので、手が回っておりません。
ところで「愛国ポルノ」とはなんでありましょうか。を一言で表すならば、「日本SUGEEE!!!」と延々と吠えまくるオナヌー本とかオナヌーテレビのことをいいます。なぜ「ポルノ」かと言えば、そういうテレビとか本をオカズに「日本SUGEEE!!!」と延々とハアハアハアするからですね。
帰省したとき義父から自慢話を聞かされる感じ
そういうテレビや本は、皇室の方の名前の漢字が読めないためiPhoneでいくら打っても「名前の漢字がでてこないおかしいiPhone壊れてる」と大騒ぎしている「ネットde真実」の皆さんとか、隣国が金持ちになって超悔しいと怒っている団塊老人の娯楽となっています。
しかしなぜこのオナヌー本やテレビをどうにかしなければならないかと言いますと、要するにですね、恥ずかしいからです。
この「日本SUGEEE!!!」のオナヌー本やテレビの恥ずかしさを日常生活に例えてみましょう。
「俺はPTA会長だったから凄い」
「俺は会社では最も優秀な係長だと言われていた」
「俺はそろばんに関しては多分この町内では誰にも負けない」
「おい、玄関の花をみたか。あれな、農協の大会で賞もらったやつだから。俺は花に関しては町内で一番だから」
「お前、車磨いといてやったから。俺は会社で車を磨かせたら一番だったんだから。どうだすごいだろ。水垢をここまで落とせるのは俺だけだし」
「ちょっとこのゴルフコンペの表な。俺がワープロで作った。エクセルっちゅーのに字を埋めるわけよ。どうだすごいだろ。これ誰にも真似できないから。会社の事務の女の子がエクセルを方眼紙みたいに使うのってわけわかんねーっていうから、俺がやってやったのよ。婿さんよ、あんたは会社でコンピューターやってるかもしれないけど、俺みたいにきっちりとはつくれないっぺよ」
「俺は小学校の時は級長やってたの。しかも成績は全部5だから。5段階の。10歳の頃までには図書館の本を読んでたからね。神童っていわれてたもんさ」
どうですか、皆さん何かを走馬灯の様に思い出しませんか。正月や盆の度に帰省すると延々と自慢を足れるあなた様のボケ気味の義父を。
そのウザサとスケールの小ささと、どうでもいい事柄の自慢に、あなた様はジジイよ早く死んでくれないかと雑煮をすすりながら2000回は祈った記憶があるはずです。
車線変更時の挨拶なんて、他の国でもやってる!
「日本SUGEEE!!!」本とかテレビには例えば以下のようなものが語られます。
「日本では車が車線変更する時に運転手が挨拶する。SUGEEE!!!」
「ウズベキスタンの日本人捕虜が作った劇場は地震で倒れなかったんだぜ。捕虜なのに激務で仕事もきっちりやってSUGEEE!!!」
「都内には無料でクラッシックを聞ける所があるぜ。SUGEEE!!!」
「日本の牛丼は安いんだぜ。SUGEEE!!!」
「日本は世界で一番人気があるんだぜ。SUGEEE!!!」
しかしですね、車線変更の時に挨拶するなんて、他の国でもやってるんですよ。そんなの日本だけじゃねーし。
ウズベキスタンの捕虜がウズベキスタンに到着した頃にはナボイ劇場はかなりでき上がってて日本人捕虜がやったのは左官仕事でありました。
日本はやたらと無料イベントやってるところがありますが、その無料イベントは税金でやってて、お前日本は国が借金浸けだろ、借金どうすんだよ、です。
で もって、牛丼が安いのはワンオペで従業員を酷使してるから人件費削れるからであって、別に凄くも何でもないんです。しかも牛肉輸入品だし。
日本は世界で一番人気があるって、あんたそれエリトリアとかボツワナでもそうなのかよ、ですよ。そもそもエリトリアの奥地の奴らは日本って国をしらねーよ、ですよ。
要するに「日本SUGEEE!!!」は、あなた様のボケかけた義父が、他人が大迷惑だと思っているエクセル方眼紙でゴルフ会のお知らせを作れることを誇る様な、恥ずかしいオナヌーに過ぎないということです。
別の例を考えてみましょう。見るからにキモヲタの同僚が、「俺は10年前は痩せてて100人斬りをやってた」と豪語したりします。会社という場では不細工男ほど「俺はかつてモテモテだった」という過去自慢とか「俺の小指は長くてキレイ」というどうでもいい自慢をなさるものです。なぜかはわかりませんが、そういう風になっています。
しかし会社の女子社員は、最初からキモヲタなぞ眼中にありません。キモヲタの上、仕事もアレで、昇進の見込みもない様な男の自慢を聞きたいわ、一緒にお食事に行きたいわ、なんて思う女子はいないのです。いたとしたら、それは認知症老人のクソまみれのオムツを替える様なボランティア精神です。
大半の女子社員に取っては、キモヲタの同僚がもてたかどうかなぞどうでも良いことであり、見るからにダメなのに、些細なことを自慢されても、よけいにそのダメ男加減が目立つだけであります。
そもそも、もてまくりのイケメンというのは、縦からみても横からみてもモテルとわかりますので「俺の小指は長くてキレイ」とか「俺の耳クソは特別だから女子に人気がある」と自慢する必要はないわけです。
愛国ポルノが蔓延れば「アレな国」の仲間入りに
そういうわけで、「俺の耳クソは特別だから女子に人気がある」「俺は隣の席の吉田君よりも紙粘土でペンギンを作るのがうまい」などと壮大な自慢をしまくる様な本が書店の店頭に並んでいたり、テレビで垂れ流しというのは、要するに日本というのは、生き甲斐は婿への自慢だけというボケかけた義父の様な情けない存在だといことを、全世界にアピールしているということなのです。
こんなものがのさばっていると、日本は中二病でインキン持ちの恥ずかしい非モテ認定されてしまい、かのリビアや北朝鮮やアルバニアやオソロシヤなどの「アレなお国」のお仲間になってしまい、外国の優秀な方々からは相手にされなくなり、アレな国と徒党を組んでやって行かざる得なくなるのです。
しかし謎なのは「日本SUGEEE!!!」と叫ぶ割には、原発は直らないし、借金だらけだし、円安で経済がボコボコで米CNBCのキャスターに「日本からのレポートはさっぱり意味がわかりません。日本は一体何をしたいのでしょうか?」と言われているし、老人は増えてるし、年金もボコボコなことであります。
本当に「日本SUGEEE!!!」なら、とりあえず汚染水が逆流してたの一年気が付きませんでした、とか、年金がどっかいっちゃってわかりません、とか、消費税増やして消費は伸びますからと言い張るインチキエコノミストをどうにかするとか、さっさとファンダメンタルなものを解決しろよと思うのであります。
ところでワタクシが愛国ポルノ様に関して最近心配していることといえば、そろそろ題名がネタ切れなんじゃないかということです。「嫌○」「反○」「呆○」「誅○」「亡○」「犯○」「恥○」「沈○」と来ましたが、編集様、次はどうするんでしょうか。あまりに難しい漢字を当てますと、「ネットde真実」の皆さんとか、低能な団塊老人は題名が読めないので悩ましいところでありますね。
著者プロフィール
コンサルタント兼著述家
May_Roma
神奈川県生まれ。コンサルタント兼著述家。公認システム監査人(CISA) 。米国大学院で情報管理学修士、国際関係論修士取得後、ITベンチャー、コンサルティングファーム、国連専門機関、外資系金融会社を経てロンドン在住。日米伊英在住経験。ツイッター@May_Romaでの舌鋒鋭いつぶやきにファン多数。著作に『ノマドと社畜』(朝日出版社)、『日本が世界一貧しい国である件について』(祥伝社)など。