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「アメーバ」に不正ログイン=摘発の中継サーバーから―個人情報閲覧目的か・警視庁

時事通信 11月20日(木)15時3分配信

 インターネットへの接続を中継する「プロキシ(代理)サーバー」の運営会社「SUNテクノ」(東京都豊島区)元役員で中国籍の男(32)らが警視庁などに不正アクセス禁止法違反容疑で逮捕された事件で、昨年起きた会員制交流サイト「Ameba(アメーバ)」への不正ログインに同社の中継サーバーが使われていたことが20日、捜査関係者への取材で分かった。
 アメーバはネット事業のサイバーエージェント(渋谷区)が運営。捜査関係者などによると、昨年4〜8月、会員IDに対し、SUNテクノの中継サーバーを発信元とした不正ログインがあり、会員のメールアドレスや生年月日などの登録情報が閲覧された可能性があったという。
 中継サーバーを経由すると、IPアドレス(ネット上の住所)が置き換わり、発信元の特定が困難になるため、悪用されたとみられる。
 また、SUNテクノのサーバーから大量のデータを標的のサーバーなどに送り付け、サービスを停止させる「DDos攻撃」の痕跡があったことも判明。他人のIDやパスワードを盗み取るフィッシングサイトも設置されていたという。 

最終更新:11月20日(木)15時9分

時事通信

 

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