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 19日のニューヨーク外国為替市場は、円を売ってドルを買う流れが強まった。円相場は一時、1ドル=118円09銭まで値下がりし、2007年8月中旬以来、約7年3カ月ぶりの円安ドル高水準をつけた。

 米連邦準備制度理事会(FRB)は利上げ方向に向かう一方、日本銀行は今後も金融緩和を強化していくとみられ、日米金利差が広がっていくとの見方が強まった。市場では、「日米の金融政策の方向性の違いを意識した円売りドル買いはしばらく続く」(エコノミスト)との見方が目立っている。

 午後5時(日本時間20日午前7時)時点の円相場は、前日の同時刻より1円13銭円安ドル高の1ドル=117円93銭~118円03銭だった。(ロサンゼルス=畑中徹)