PRCの認定事実と評価(3) 調書公開前の訂正を計画も果たせず
朝日新聞の第三者機関PRCは、GEが7月から「吉田調書」報道に疑問を抱き、「命令違反」を補強する取材事実がない中、続報を先延ばし。9月上旬に方針転換し、政府の吉田調書公開前に訂正を出す準備を進めていたことを明らかにした。
PRCの認定事実と評価(2) 大阪本社から疑問噴出 見出し変更も検討
朝日新聞の第三者機関PRCの検証で、「吉田調書」を入手した取材班は秘密裏にスクープ記事を準備し、掲載直前に各部門から様々な疑問が出たが、修正されずに掲載に至ったことが明らかになった。
「吉田調書」報道 PRCの認定事実と評価(1) 「命令」ではなく「曖昧な指示」
朝日新聞の第三者機関が「吉田調書」報道を検証し、「取消し妥当」と本社の判断を追認。取材過程や事後対応について詳細な経緯が明らかにされた。そのポイントをまとめた。
道新 慰安婦強制連行「吉田証言」初報のみ取消し
北海道新聞が慰安婦の強制連行を証言した吉田氏の記事の取消しを発表し、おわびと検証特集を掲載。ただ、取消しになったのは8本のうち初報の1本だけだった。
朝日の信頼再生委 「主張と事実の切り分けを」と指摘も
朝日新聞が「信頼回復と再生のための委員会」で年内にとりまとめる「再生プラン」を議論している。社外委員からは「主張と事実の切り分け」ができていないといった厳しい指摘も出ている。
アジア安保会議「靖国参拝に賛同拍手」はミスリード
安倍首相がシンガポールの国際会議で講演をした際、産経新聞が「首相の靖国参拝 会場に賛同の拍手」と報じたが、拍手が起きたのは首相が「ひたすら平和国家として歩むことを宣言したい」と発言した直後だった。