ニューデリー=貫洞欣寛
2014年11月20日00時09分
インド保健省は18日、西アフリカ・リベリアでエボラ出血熱に感染、入院して回復後に帰国した男性の体液から、エボラウイルスが検出されたとして隔離したことを明らかにした。インド各紙が19日伝えた。西アフリカで今年、エボラ出血熱が広がって以降、インドでウイルス保持者が確認されるのは初めて。
男性は回復を証明するリベリア当局の書類を持って10日にデリー国際空港に到着。そこで検査を受けた。血液検査ではウイルスは検出されなかったが、精液から検出された。
世界保健機関(WHO)によると、男性の場合、回復後も最長7週間、精液からウイルスが検出されることがある。インド保健省は「ウイルスが検出されなくなるまで隔離を続ける。この例からインドにエボラが広がる可能性はない」としている。(ニューデリー=貫洞欣寛)
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朝日新聞国際報道部
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