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【芸能・社会】ナゴヤ球場でロケ「中−巨戦」3万人エキストラ 熱演!!まるで星野監督2014年11月19日 紙面から
高倉健さんは1992年に公開された米ハリウッド映画「ミスター・ベースボール」(フレッド・スケピシ監督)で、中日ドラゴンズ監督を演じている。ナゴヤ球場でもロケがあり、健さんと中日ファンにはたまらない作品だった。 映画は、ハリウッドのあるロサンゼルス市と名古屋市が姉妹都市ということから、中日球団が“主役”に選ばれた。日本映画の第一人者として人気の高い健さんに、スケピシ監督が情熱的な申し入れをして出演が決まったという。 物語は大リーグのヤンキースから中日へ入団したトム・セレック(69)演ずる大物打者エリオットがプライドの高さから首脳陣やチームメートと衝突しながらも、最後は勝利を優先したプレーでリーグ優勝の立役者になるまでの人間ドラマ。 公開前年の9月中旬、観衆役で募集したエキストラ約3万人を集めて、ナゴヤ球場で中日−巨人戦などのロケが行われ、内山監督役の健さんが中日のユニホーム姿で登場すると、スタンドのファンは大歓声で迎えた。 中日の当時の監督は、星野仙一さん。健さんも星野さんも同じ明大出身というのは偶然だったが、内山監督は過酷なトレーニングを課す、まるで星野さんのような熱血漢。製作発表で「野球のことは全く分からない。三振の意味も知らなかった」と苦笑いしていた健さんだが、スクリーンでは英語のせりふも交えて選手を厳しく指導し、元メジャーリーガーとも堂々とやり合うなど、熱く燃える指揮官を演じ切った。 物語にはエリオットと内山監督の娘が恋に落ちるシーンもあるが、2人を理解する父親という健さんには珍しい役柄に、新鮮な驚きの声も上がった。 ロケが終わった後、健さんは観衆に向かって脱帽し「皆さんは僕たちの大事な共演者です。本格的な映画に、どれほどの情熱とエネルギーが必要なのか、よくお分かりでしょう。どうもありがとう」とあいさつした。スタンドから再び大歓声と拍手が沸き起こった。 ナゴヤ球場ロケは10日間ほどを要したため、米国スタッフが困っていた球場使用を、星野さんが仲立ちして許可を得ている。以後、健さんは星野さんと男の付き合いを続けていた。楽天が初のリーグ優勝を決めた2013年9月26日、健さんは星野監督に「臥薪嘗胆(がしんしょうたん)、おめでとう」と祝福のコメントを寄せている。 PR情報
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