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【プロ野球】

坂本鮮やか打線けん引

2014年11月19日 紙面から

2回2死、中前打を放つ坂本(岩崎拓郎撮影)

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◇日米野球<第5戦> MLB3−1侍日本

 12日の第1戦(京セラドーム)に続き、MLBの先発シューメーカーと顔を合わせた侍ジャパン。チーム初安打を放ったのは前回の対戦で2打数2安打と好相性だった坂本だ。2回2死、2−2と追い込まれてから136キロの変化球を中堅右へクリーンヒット。札幌ドームのファンから喝采を浴びた。

 今回の侍ジャパンの中で7月に先行発表された6人に、糸井、金子、嶋、前田、中田とともに名を連ねた。大会から4カ月前という早い発表にも、小久保監督は「2017年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で主力になり得る選手たちという視点で2月のキャンプから視察してきた。私が見た中でトップクラス。誰もが認める選手」と自信満々。

 シーズン途中での発表によって生まれるプレッシャーについても「トップでやっていく中で、彼らが背負っていくもの」と意に介さなかった。

 だが、その時点で2割9分4厘だった坂本の打率はシーズン終了時2割7分9厘。2年連続で打率3割を下回った。遊撃手という負担の重いポジションで5年連続の全試合出場を果たしたものの、打撃面でやや伸び悩んでいる印象を受ける。

 今回の侍ジャパンでは稲葉打撃コーチに指南を受け、内川や松田ら右の好打者の打撃を参考にしている。「来年に向けて何かプラスになるようにと思って、練習から取り組んでいる」

 その成果か、第4戦まで打率3割3分3厘の好成績。投手陣が無安打無得点試合を達成した第3戦では試合を決める先制2ランも放った。ともに戦う仲間からヒントをもらい、自らの殻を破るきっかけにするつもりだ。 (小林孝一郎)

 

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