交通事故で虚偽報告書=巡査部長ら2人書類送検―群馬県警
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居眠り運転の事故捜査で事実と異なる「脇見運転」とする報告書を作成したとして、群馬県警は14日、虚偽有印公文書作成・同行使容疑で、太田署交通課の巡査部長(35)と巡査長(31)を書類送検し、いずれも減給の懲戒処分にしたと発表した。
調べに対し、巡査部長は「居眠り事故の捜査経験がなく、捜査が面倒だと思った」と供述。巡査長は「脇見運転なら簡単な書類で済むと考えた」と話しているという。
送検容疑は6月19日、群馬県太田市で発生した交通事故で、事故を起こした男性が「居眠り運転した」と供述したのに、「脇見運転」と記載した報告書を作成し提出した疑い。
県警監察課によると、巡査長は男性に「居眠りでは処分が重くなる。脇見ではないか」と話し、男性の了承を得て巡査部長に報告。巡査部長は原因を認識していたが、「脇見」と報告することを承諾したという。
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