兵庫県議会は５日、各会派代表者会議を開き、セクハラ行為が発覚し、仮免許中に公道で車を運転した疑いで書類送検された桐月一邦県議（３８）＝神戸市垂水区選出＝に対し、「信頼回復の時期に、不祥事は遺憾」として辞職勧告を行った。辞職勧告に法的拘束力はなく、桐月氏は取材に辞職しない考えを示した。

　桐月氏は１月、同僚の女性議員へのセクハラ問題で、自民党議員団を退団。今月２日には、道交法違反（仮免許運転違反）容疑で書類送検され、５日に県政クラブ・連合議員団を退団した。

　事態を重くみた県議会は同日、各会派代表者会議を開き、梶谷忠修議長が桐月氏に口頭で辞職勧告した。取材に応じた桐月氏は「しっかりと反省し、今以上に全力で務め使命をまっとうする」と話した。