産経ニュース

サイバー攻撃想定し訓練 警視庁とインフラ企業

ニュース 事件

記事詳細

更新


サイバー攻撃想定し訓練 警視庁とインフラ企業

協同訓練ではUSBメモリーを通して重要インフラがウイルスに感染する事態を想定。対処能力の向上を図る

 電気やガス、水道などインフラ業種の企業を狙ったサイバーテロ攻撃に備えようと、警視庁公安部は5日、東京都内で企業と合同の対策訓練を行った。7日までの3日間に約40社が参加し、被害状況の把握や証拠保全、解析の技術向上を図る。

 公安部によると、訓練は外部から持ち込まれたUSBメモリーが原因で企業のサーバーがウイルス感染し、制御できなくなったと想定。通信状況やデータを解析し、原因の特定を進める。

 訓練冒頭にあいさつした警視庁の種谷良二副総監は、2020年開催の東京五輪・パラリンピックで、サイバー攻撃が一番の脅威になると指摘。「国家の威信を懸けて対処しなければならない」と強調した。

関連ニュース

「倒産して税金でやっている会社」という中傷に反論しなかったJAL

「ニュース」のランキング