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高浜原発1・2号機 特別点検を検討11月13日 18時13分
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運転開始から40年を超える原子力発電所の運転を延長するのか廃炉にするのか注目されるなか、関西電力は高浜原子力発電所1号機と2号機について、運転期間を40年を超えて延長することを目指して特別点検を行う方向で検討していることが分かりました。
国は去年、新たに原発の運転期間を原則40年としたうえで、例外的に延長する場合、原子炉などの劣化状況を詳しく調べる「特別点検」を電力会社に義務づける制度を導入しました。
このため運転開始から40年を超える原発は、運転を延長するのか廃炉にするのかが注目されていますが、関西電力は運転開始からおよそ40年がたつ福井県高浜町にある高浜原発の1号機と2号機について、運転期間の延長を目指して特別点検を行う方向で検討していることが分かりました。
このほか、運転開始からことしで44年になる美浜原発1号機と42年になる2号機をはじめ、中国電力島根原発1号機、それに九州電力玄海原発1号機について、電力各社は、延長申請をするか廃炉にするか検討しているとしています。
一方、すでに44年が経過した敦賀原発1号機について、事業者の日本原子力発電は原発事故の前から運転期間を再来年までとすることを明らかにしていて、それ以上の延長申請はしないとしています。