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みんなの党 解党へ
11月19日 16時09分

みんなの党 解党へ
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みんなの党は、党の路線を巡る党内の対立を受けて、両院議員総会を開いて対応を協議し、採決の結果、解党することを決めました。

みんなの党は、民主党との合流も視野に入れる執行部と、与党との関係を重視する渡辺前代表や、ほかの野党との連携を目指す議員らとの間で対立が激しくなっていました。
こうした状況を受けて、みんなの党は、今後の党の在り方を協議するため、19日国会内で、党所属の20人の国会議員が出席して両院議員総会を開きました。
この中では、「路線対立が鮮明になっている以上、解党してそれぞれの議員がその後の行動を判断すべきだ」という意見が出された一方で、渡辺前代表らは「党の政策が次々に実現しているなかで、なぜ解党しなければならないのか」と述べ、党の存続を求めました。
このため、採決の結果、「解党」に出席者のうち13人が賛成して、解党することが決まりました。
みんなの党では、浅尾代表らが手続きを進め、今月28日に正式に解党する方針です。
浅尾代表は、両院議員総会のあと記者団に対し、「解党という結果は大変残念だ。政策の違いではなく、路線の違いで解党することになり、期待していただいた多くの国民の声を受け止められなかった。今後は新たな枠組みで戦っていきたい」と述べました。

渡辺前代表「極めて独裁的手法」

みんなの党の渡辺前代表は記者団に対し、「極めて独裁的手法で、議論もなく、いきなり採決をした。非常に残念だ。解党の手続きには明らかにかしがあるが、衆議院選挙の間際でもあり、出るところに出て戦う時間もない。このようなタイミングで行われた『みんなの党抹殺事件』だ。今後については、いろいろな手段や方法があるので、仲間と相談しながら決めていく」と述べました。

松田参院国対委員長「結党の精神失う」

みんなの党の松田参議院国会対策委員長は記者団に対し、「政策の旗印の下に集まるという結党の精神を全く失って、党内はバラバラになってしまった。このまま衆議院選挙を戦うことは、国民にも失礼なので解党に賛成した」と述べました。

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