ニューヨーク=金成隆一 ソウル
2014年11月19日10時53分
人権問題を話し合う国連総会第3委員会は18日、北朝鮮の人権侵害の責任追及や拉致問題の早期解決などを求める決議案を、出席185カ国のうち、111カ国の賛成で採択した。北朝鮮は採決前、新たな核実験の実施を示唆する演説をして、各国に決議案の阻止を呼び掛けた。
決議案は日本と欧州連合(EU)が作り、60カ国以上が提案国に名を連ねた。反対は中国やロシア、イラン、ミャンマーなど19カ国、棄権は55カ国だった。
北朝鮮の人権関連の決議は10年連続だが、今回は人権問題の国際刑事裁判所(ICC)への付託を初めて安全保障理事会に促した。さらに最高指導者の関与にも触れており、責任者への制裁検討を求める強い内容になっている。
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朝日新聞国際報道部
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