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“サンゴ密漁”受け 罰則強化の改正法成立11月19日 12時02分
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小笠原諸島の周辺で中国漁船がサンゴを密漁しているとみられる問題を受けて、違法な操業への罰金を最高で3000万円に引き上げるなどとした外国人漁業規制法などの改正案が、19日の参議院本会議で全会一致で可決され、成立しました。
小笠原諸島の周辺で中国漁船がサンゴを密漁しているとみられる問題を巡っては、違法な操業で得られる利益に比べて罰金が低すぎるとして、違法な操業への罰金を引き上げるための外国人漁業規制法と漁業主権法の改正案が、今の国会に議員立法で提出されていました。
改正案では、▽日本の領海内で操業した場合の罰金を現在の400万円から3000万円に、▽排他的経済水域で無許可で操業した場合の罰金を現在の1000万円から3000万円に、それぞれ上限を引き上げるとともに、▽立ち入り検査に応じなかった場合の罰金の上限も現在の30万円から300万円に引き上げるとしています。これらの改正案は、19日の参議院本会議で全会一致で可決され、成立しました。