虐待死:容疑の26歳母逮捕 乳児揺さぶり 大阪・岸和田
毎日新聞 2014年11月19日 14時16分
生後4カ月の次男を虐待で死亡させたとして、大阪府警は19日、母親の無職、厚地千尋(ちなみ)容疑者(26)=大阪府岸和田市天神山町1=を殺人の疑いで逮捕した。「暴行したことはない」と否認しているという。
逮捕容疑は今年5月下旬、自宅マンションで次男の禮示朗(れいじろう)ちゃんに暴行し、その後死亡させたとしている。厚地容疑者が5月28日に自宅から119番通報し、禮示朗ちゃんは心肺停止の状態で救急搬送された。禮示朗ちゃんは7月、入院先の病院で亡くなった。
捜査1課によると、司法解剖の結果、死因は頭部を激しく揺さぶったことが疑われる脳腫脹(しゅちょう)だった。首の骨の間にも複数の内出血が確認された。
厚地容疑者は禮示朗ちゃん、長男(2)と計3人暮らし。次男の妊娠中から岸和田市の保健センターに「精神的に追い込まれている」と育児の悩みを相談していた。【三上健太郎、村上正、山田毅】