ミス東洋英和が日テレの「女子アナ内定」を取り消された理由 独占スクープ「まさか、そんなことで…」顔出し実名告白
現代ビジネス 11月19日(水)2時1分配信
今年の3月18日、すでに内定者として研修を重ねていた笹崎さんが人事担当者A氏に電話で告げた言葉が、騒動の発端だった。それはこんな内容だった。
「以前、母の知り合いの関係者が経営している銀座の小さなクラブで、お手伝いを頼まれて短期間アルバイトをしていたことがありますが、そういうものは大丈夫なのでしょうか」
銀座の小さなクラブで、お手伝いでホステスのアルバイトをしていた―笹崎さんのその経歴を、日本テレビ側が初めて把握したのはこのときだ。
だが、最初はそれほど劇的な反応を示していない。翌日、ちょうど内定者研修があるため、A氏は「詳しいことは明日話そう」と言って電話を切った。
翌日の研修後、他の内定者が帰った後に会社に残った笹崎さんは、A氏の同僚である人事担当者B氏にアルバイトの中身について説明した。B氏は、
「一旦預かります」
と言って、その日の話し合いは終了した。
その翌日の3月20日、B氏から笹崎さんに電話が入る。それはこのような内容だった。
「今回の(アルバイトの)ことは大丈夫だとわかったので、人事としてもあなたを守ります、ということになりました」
一度は「あなたを守ります」と宣言した日テレ側の態度は、この後、急速に硬化していく。時系列を追って記していこう。
3月25日 B氏から電話が入る。
「明日、会社に来てもらいたい。その前に今夜、会って話しましょう」
その夜、B氏は笹崎さんにこう告げた。
「(アルバイトのことを)上に上げたら問題になってしまった。明日は人事部の部長、部次長から話がある。ホステスのバイトをしていたことがバレたら、週刊誌には好きに書かれる。笹崎は耐えられるか。これまで研修で頑張ってきたことは知っているけど、それはいったん置いて、よく考えてほしい」
食事をしながらの会談だったが、場の空気はお通夜のように沈み込んだ。頭が真っ白になりながらも、笹崎さんは「辞める気はありません」と返答した。
3月26日会社で会った人事部長は、より露骨に、笹崎さんに入社をあきらめることを促してきた。
部長「元ホステスがアナウンサーやってる、と書かれてしまう。会社としてというより、笹崎自身の問題だから。夏目三久のときはいろいろと書かれて、本人が傷つき、退社することになってしまった。そういうのを見ていて、本人が一番傷つくことはわかっている。笹崎は大丈夫か?」
笹崎「大丈夫です。母も応援してくれています」
部長「これは笹崎だけじゃなく、家族にも関わることだ。お父さんに(ホステスのバイトを)言ってないんだろ。騒ぎになったらお父さんのところにも取材が殺到して、お父さんが会社を辞めなければならなくなるかもしれない。家族でよく話し合ってくれ」
こう言われ、笹崎さんはその夜、父に相談した。内緒でホステスのバイトをしたことは叱られたが、
「これでお父さんが仕事ができなくなるなんてことはないから、大丈夫」
と父に言われた。
最終更新:11月19日(水)10時6分
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