iPhoneやAndroidスマホに装着して使い、しかもレンズ交換ができるソニーのレンズスタイルカメラの新機種「QX1」が売れている。10月にはソニーが「予想を大幅に上回る注文があり、生産が追いつかない状態だ」というお詫びを出したほどだ。
同社によれば、品薄状態は年内をメドに解消されるというが、このQX1、iPhoneユーザーやスマホユーザーにとってどんな面白さがあるのか。iPhoneフォトグラファーの三井公一氏が実際に使って、その魅力や長所、短所を確かめた。
ソニーからまた異色の新製品が登場した。以前紹介したレンズスタイルカメラ「サイバーショット DSC-QX100」と「QX10」(レビュー記事はこちら)の兄貴分とも呼べる存在の「QX1」だ。
使用スタイルこそ前機種と変わらないのだが、なんとこの製品はもともと自前で撮影するレンズ部を持たないのである。レンズキットその代わりにソニーEマウントを備え、レンズ交換ができる一眼レンズスタイルカメラとなっているのだ。(編集部注:QX1とEマウントレンズとのレンズキットも販売している)
さっそくその外観を見ていこう。ルックスはまさに「マウントだけ」。知らない人が見たらレンズマウントアダプターやテレコンバーターと思うかもしれないほど。
Eマウントの奥に鎮座するセンサーは有効画素数約2010万画素のAPS-Cセンサーだ。兄弟分と違って大きなセンサーなので、階調や高感度特性、ボケ味などが楽しめる。スペック的にはソニーのα5000相当だと思えばいいだろうか。
質感は兄弟分よりかなり向上していて、チープ感が払拭されている。手に取るとズシリとくる印象だ。新たにポップアップ式のフラッシュも搭載された。ガイドナンバー4(ISO100)ながらスローシンクロや後幕シンクロができる優れものとなっている。
バッテリーとマイクロSDカードスロットには裏蓋をあけてアクセス。QX1にアクセスするためのSSIDとパスワードはこの蓋の裏側に記載されている。
スマートフォンにQX1を取り付けるアタッチメントも付属しているので、フリーアングルではなく通常のデジカメ感覚で撮影も可能だ。
パワーズームレンズキットに同梱されるキットレンズ「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS」をQX1に装着した状態。バランスもよくフリーアングルでもスマホに装着しても使いやすい。
高倍率ズーム「E 18-200mm F3.5-6.3 OSS LE」をQX1に装着した状態。ちょっとこれはヘビーなので、ジックリと三脚に付けて使いたい感じだ。スマホスタイルなら一眼レフに慣れた人であれば問題ないだろう。
単焦点レンズ「E 35mm F1.8 OSS」をQX1に装着した状態。これもどちらのスタイルでもイケる。