東京地方裁判所民事執行センター
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 当事者目録(不動産競売事件)の書き方 −閉じる−
■ 当事者目録(不動産競売事件)の書き方

☆ 担保不動産競売の場合

債権者,債務者及び所有者の表示

1 原則
  不動産登記事項証明書に記載されているとおりに記載する。なお,所有者と債務者が同一人であるときは,「債務者兼所有者」とする。

2 不動産登記事項証明書に記載されている氏名(商号)や住所(本店所在地)から,現在変更している場合,現在の氏名,住所等と不動産登記事項証明書上の氏名,住所等を併記し,戸籍謄本(抄本),住民票,商業登記事項証明書等の公文書でその同一性を証明する。

3 記載例

 (1) 氏名が異なる場合
      所有者  甲川○郎
      (登記記録上の氏名・名称)
             乙山○郎

(2) 住所が異なる場合
    〒○○○−○○○○ 千代田区・・・・・
                (登記記録上の住所)
                  渋谷区・・・・・・

 (3) 合併等でその地位を承継している場合
    〒○○○−○○○○ 新宿区・・・・・
                 ○○○○承継人
        申立債権者  ××××

☆ 強制競売の場合

債権者及び債務者の表示

1 原則
  執行力ある債務名義の正本に記載されているとおりに記載する。

2 債務名義作成後に氏名(商号)や住所(本店所在地)に変更が生じた場合
  現在の氏名,住所等と債務名義上の氏名,住所等を併記し,戸籍謄本(抄本),住民票,商業登記事項証明書等の公文書でその同一性を証明する。

3 不動産登記事項証明書の氏名(商号)や住所(本店所在地)が債務名義ないし現在の住所(住民票上の住所)と異なる場合
  上記2と同様に不動産登記事項証明書の氏名,住所等を併記し,戸籍謄本(抄本),住民票,商業登記事項証明書等の公文書でその同一性を証明する。

4 債務名義成立後に,債権者が当該債権を第三者に譲渡したり,法人である債権者に合併があったり,自然人である債務者が死亡して相続が開始したりして,承継が生じた場合
  債務名義に承継執行文の付与を受け,債務名義上の当事者からの承継(相続)人であることを記載上明らかにする。

5 記載例

 (1) 氏名が異なる場合
      申立債権者  甲川○郎
      (債務名義及び登記記録上の氏名・名称)
               乙山○郎

 (2) 住所が異なる場合
     〒○○○−○○○○ 千代田区・・・・・
                 (債務名義上の住所)
                   新宿区・・・・・・
                 (登記記録上の住所)
                   渋谷区・・・・・・

 (3) 承継執行文の付与を受けた場合
     〒○○○−○○○○ 新宿区・・・・・
                 ○○○○承継人
          申立債権者  ××××
     〒○○○−○○○○ 目黒区・・・・・
                 亡△△△△相続人
             債務者  ××××

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