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 牛丼チェーンの「すき家」は27日、「牛すき鍋定食」を多くの店で再発売する。今年2~3月にも販売したが、店での作業が増え、店員の過重労働の原因とされた。今回は、店での作業を効率化し、従業員の負担を減らすという。

 牛すき鍋は、牛丼に比べて店での手間がかかり、店員一人で営業する「ワンオペ」が破綻(はたん)するきっかけにもなった。前回は店内で行っていた肉や野菜、うどんを一まとめにするまでの作業を、今回は工場で行う。これにより、店の作業は9割減る見込みという。

 価格は税込み734円。前回の580円より、増税分も含め値上げする。輸入牛肉の相場高騰が主な原因という。野菜を中心に具材は増やすという。

 商業施設やビルの中など一部の店では、扱っていないか、午前中から昼まで提供していないという。