終戦記念日対談
金子兜太さんといとうせいこうさんが「俳句」から戦争と平和を語り合います
【政治】閣議・閣僚懇、1回わずか14分 議事録を分析「実質議論なし」四月に議事録の作成と公表が始まった閣議・閣僚懇談会の一回当たりの開催時間は、四〜九月に開かれた五十回の平均で計十三分五十六秒だった。NPO法人情報公開クリアリングハウス(東京)が議事録を調べ、十七日発表した。約千件の案件を処理する一方、出席者の発言数は平均五件程度だった。 クリアリングハウスの三木由希子理事長は「実質的な議論がされておらず、議事録を公開しても政策決定過程の公開とはいえない」と指摘。「閣議決定に至るプロセスを記録、公開しないと政策決定の妥当性は検証できない」と話した。 調査結果によると、五十回の閣議と閣僚懇談会で、国会議員の質問主意書に対する答弁書や法律案の決定など千一件の案件を処理していたが、開催時間は五〜二十四分。憲法九条の解釈変更で集団的自衛権の行使容認を決めた七月一日の臨時閣議もわずか二十三分だった上、世耕弘成官房副長官が閣議決定案を読み上げた時間がほとんどだった。 首相らが出席する閣議は内閣の最高意思を決める場で、内閣法に定めがある。閣僚懇談会は各大臣が意見交換を行う場とされ、閣議に続けて開催されるのが慣例。三木理事長は「運営の様子を確認できるようになったのは大きいが、案件の説明が多く中身はない。非公開とし、議事録を作成してこなかったことは理解しがたい」と批判した。 PR情報
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