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【映画オタク記者のここが気になる】
韓国映画「渋谷を拠点にしたい」と美しすぎる劇場スタッフ ネックは「嫌韓」
ヒューマントラストシネマ渋谷は、宮下公園近くの山手通り沿いに建つおしゃれなビル内にある。メジャーな大作から日本未公開の埋もれた秀作まで、魅力ある作品ラインアップが自慢だ。今回の企画に「ポイントブランク」を含む4作品で参加した韓国の映画会社、CJエンターテインメント・ジャパンの横山和宏・配給宣伝チーム長は「埋もれそうな良品を上映している劇場なので、パッケージの中に入るのも面白いかなと思った」と信頼を置いている。
渋谷は単館系映画館の激戦地。東京テアトル社員で“美しすぎるスタッフ”として3年前から同館を担当している浅見さんは、自分の映画館に独自色がないことに迷んだ。「渋谷の劇場を見て回って感じたのは、接客がよくないこと。接客重視のシネコンの快適さが主流な昨今、昔ながらのミニシアターの系統を引き継いでいる劇場が多かった」
そこで快適性を重視し、コンセッション(売店)をシネコン並みにすることを発案、オリジナルメニューの開発などに力を入れている。今回も、映画タイトルにかけたコーヒー「ポイント“ブラック”」を販売中だ。また、観客との距離を縮める手段としてツイッター担当を置いたり、上映作品に関するスタッフの感想を掲示したレビューボードをロビーに設置するといった工夫をしている。