「住宅除染」2015年中に完了へ 測定効率化で福島市
福島民友新聞 11月18日(火)11時34分配信
小林香福島市長は17日、同市役所で会見し、市が実施している住宅除染の完了時期を当初計画よりも9カ月前倒しして来年末までに完了する見通しとなったと発表した。屋根の放射線量測定の効率化が図られたことなどが要因。同市が策定した「ふるさと除染実施計画」では当初、2016(平成28)年9月の完了を目指すとしていた。
同市の住宅除染状況は11月1日現在、計画件数9万5716件のうち、完了は4万4428件で進捗(しんちょく)率は48%。同市は屋根を除染対象に含めているため、高い場所の放射線量を測定する際の足場を組む作業に時間がかかっていた。しかし、本年度から高所の線量が測れるロボットカメラを導入したことで、測定作業を効率化した。さらに、同市は完了前倒しの要因として「除染業者が経験を積み、技術が向上した」としている。
福島民友新聞
最終更新:11月18日(火)11時34分
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