雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか。。」と見つけてもらえたら、、そんな思いで書き記してます。

雲と螢 3

2012-07-16 01:26:32 | 初めに、タイトルの話
「一旦、辞めようか?」

その時彼女は15才。
高校進学を決め、これから集中して勉強をしていこうとする彼女と
僕はそんな話をしました。



あまい華はいつまでも咲けない。


そう。
本当は彼女は普通の女の子。
ボーカリストでもなければ作家でもない。
どんな子供でも大人になるまでに通る道があって、
その中でも最も多感と言える時期に偶然開花した才能は、本当は誰にでもあるもの。
それはどんな人にでも必ずキラッと輝く瞬間は必ずあるということ。
彼女とはそんな話をしました。
彼女はそんなことの代弁者。証明者。普通の女の子の代表者。
どんなに一瞬でも「光りを放てれば」それだけでも十分に幸せな事。
光の色や眩しさ、大小は関係ない。価値も意味も無い。
放つ事が大事な事。
放とうとしたその意志と行動こそが価値も意味も持てる事。


「私、普通が良いの」


スパッとメジャーの舞台を辞めた彼女は海外の高校に留学しました。
一部の大人がその後も彼女をなんとかステージに立たせようとしていたようですが......
その辺りの事は僕は全く知りません。
僕は彼女に「君の幸せの為には、今辞めよう」と話した人間ですから。
いつでも祈っていたのは......そういうこと。



「雲は完璧な姿だと思うの。。私は雲の様に生きていきたい」



雲は水の一つの変容した姿でもありますが、まぁ、そこは、
「雲の形をとっている時の水」ということでお許し頂いて。。r( ̄_ ̄;)スマンスマン


雲は地球の大気、空気に乗って、その姿をいくらでも変えていきます。
風という無色透明で気まぐれな神様の行く手すらも邪魔しません。
そのくせ太陽の邪魔は出来ますし、太陽を引き立てることも出来る。
存在感なさそうなのに、時に凛とした存在感を放って立ち昇って来たりもします。
ドス黒く怒ったり、可愛く赤く染まってみたり。
いつも当たり前のように消えて、当たり前の様に現れる。
変幻自在で自由奔放。
それでも地球という共同体を乱すこともせず、必要とすらされているようで。。
雲のまったく無いピーカンの空も良いですが、
無ければ無いでそれも寂しいし、きっと飽きるような気もします。
適量の白い雲が浮かぶ晴れた空が一番綺麗。大好き。
彼女はそんなことをいつも言っていました。


「。。そうだね。。俺もそう思う。。」


僕の相槌は今も変わりません。
このブログのタイトルにはそんな物語、思いがあります。




(*゚0゚)ンマッ! You Tubeあるんだね...ハリガネ
14才の彼女のメジャーデビューPV。徹夜ばかりしてたなぁ......懐かしい。
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