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日本から中国への投資大幅減、日中関係の悪化響く 1~10月

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日本から中国への投資大幅減、日中関係の悪化響く 1~10月

 中国商務省は18日、日本から中国への1~10月の直接投資実行額が前年同期比42・9%減の36億9千万ドル(約4300億円)だったと発表した。欧米からの投資も減少した。人件費の高騰などを背景に、企業が中国への投資に慎重になっている。日本の場合、日中関係が悪化したことも投資減につながった。

 米国から中国への投資は23・8%減、欧州からも16・2%減、東南アジア諸国連合(ASEAN)からも15・2%減と、軒並み落ち込んだ。世界全体から中国への投資も、1・2%減だった。

 中国は経済成長に伴って工場労働者などの賃金が上昇しており、1年間に1~2割の賃上げも珍しくない。都市部では事務所や店舗の賃料も高騰し、進出企業の収益を圧迫している。(共同)

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